文献詳細
疾患と検査値の推移
文献概要
Point
●発症から数時間の経過で急速に血行動態の破綻をきたし,致死的な経過をとる心筋炎を劇症型心筋炎と呼ぶ.
●巨細胞性心筋炎や好酸球性心筋炎に対して,免疫抑制療法が著効することがある.このため,心内膜心筋生検により迅速かつ正確に診断を確定し,早期に治療を開始することが重要である.
●心筋トロポニンは,迅速診断および劇症化の予測に有用である.
●血液生化学検査,心電図,心エコー図の所見は数時間ごとに変化しうるので,経過を観察することが重要である.
●発症から数時間の経過で急速に血行動態の破綻をきたし,致死的な経過をとる心筋炎を劇症型心筋炎と呼ぶ.
●巨細胞性心筋炎や好酸球性心筋炎に対して,免疫抑制療法が著効することがある.このため,心内膜心筋生検により迅速かつ正確に診断を確定し,早期に治療を開始することが重要である.
●心筋トロポニンは,迅速診断および劇症化の予測に有用である.
●血液生化学検査,心電図,心エコー図の所見は数時間ごとに変化しうるので,経過を観察することが重要である.
参考文献
1)和泉徹,磯部光章,河合祥雄,他:急性および慢性心筋炎の診断・治療に関するガイドライン(2009年改訂版).循環器病の診断と治療に関するガイドライン(2008年度合同研究班報告),pp1-36,2009
2)Mann DL, Zipes DP, Libby P, et al : Braunwald’s Heart Disease, A Textbook of Cardiovascular Medicine, 10th ed. Saunders, pp1589-1602, 2014
3)Morimoto S, Kubo N, Hiramitsu S, et al : Changes in the peripheral eosinophil count in patients with acute eosinophilic myocarditis. Heart Vessels 18:193-196,2003
4)Skouri HN, Dec GW, Friedrich MG, et al : Noninvasive imaging in myocarditis. J Am Coll Cardiol 48:2085-2093,2006
掲載誌情報