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患者自身が自己除去してしまったホルター心電図検査は,どの程度記録されていれば臨床的意義がありますか?
著者: 杉山裕章1
所属機関: 1京都大学医学部附属病院循環器内科
ページ範囲:P.250 - P.253
文献購入ページに移動Q 患者自身が自己除去してしまったホルター心電図検査は,どの程度記録されていれば臨床的意義がありますか?
A せっかく貼った電極を患者が途中で外してしまった…認知症や夜間不穏などの患者にホルター(Holter)心電図を行う場合に想定できるシチュエーションですね.本来であれば24時間近く記録されるべきホルター心電図ですが,こうした自己抜去のケースで「何時間とられていれば有効といえるの?」というのは,実臨床でよく抱く疑問ですね.
A せっかく貼った電極を患者が途中で外してしまった…認知症や夜間不穏などの患者にホルター(Holter)心電図を行う場合に想定できるシチュエーションですね.本来であれば24時間近く記録されるべきホルター心電図ですが,こうした自己抜去のケースで「何時間とられていれば有効といえるの?」というのは,実臨床でよく抱く疑問ですね.
参考文献
1)Raviele A, Giada F, Bergfeldt L, et al : Management of patients with palpitations : a position paper from the European Heart Rhythm Association. Europace 13:920-934,2011
2)Thavendiranathan P, Bagai A, Khoo C, et al : Does this patient with palpitations have a cardiac arrhythmia? JAMA 302:2135-2143,2009
3)永井良三(監修),杉山裕章(著):個人授業 心電図・不整脈—ホルター心電図でひもとく循環器診療.医学書院,2011
4)Crawford MH, Bernstein SJ, Deedwania PC, et al : ACC/AHA guidelines for ambulatory electrocardiography : executive summary and recommendations. A report of the American College of Cardiology/American Heart Association task force on practice guidelines (committee to revise the guidelines for ambulatory electrocardiography). Circulation 100:886-893,1999
5)Wyse DG, Waldo AL, DiMarco JP, et al : A comparison of rate control and rhythm control in patients with atrial fibrillation. N Engl J Med 347:1825-1833,2002
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