文献詳細
病気のはなし
文献概要
Point
●気管支喘息の病因は単一ではなく,Ⅰ型アレルギーが関与するとは限らない.
●病態の基本は,慢性好酸球性気道炎症と,それに伴う気道過敏性亢進である.
●診断は特徴的な臨床症状と他の疾患の鑑別,検査所見を組み合わせ,総合的に判断する.
●臨床検査は,好酸球性気道炎症を確認するもの,気道狭窄の状態と可逆性,気道過敏性を確認するものが主体となる.画像診断や一般血液検査,細菌学的検査は,疾患の鑑別のために必要となる.
●気管支喘息の病因は単一ではなく,Ⅰ型アレルギーが関与するとは限らない.
●病態の基本は,慢性好酸球性気道炎症と,それに伴う気道過敏性亢進である.
●診断は特徴的な臨床症状と他の疾患の鑑別,検査所見を組み合わせ,総合的に判断する.
●臨床検査は,好酸球性気道炎症を確認するもの,気道狭窄の状態と可逆性,気道過敏性を確認するものが主体となる.画像診断や一般血液検査,細菌学的検査は,疾患の鑑別のために必要となる.
参考文献
1)一般社団法人日本アレルギー学会喘息ガイドライン専門部会:喘息予防・管理ガイドライン2015.協和企画,2015
2)松倉聡:遷延性,慢性咳嗽の鑑別診断と治療 風邪症候群と咳嗽について.都医雑誌 63:159-165,2010
3)山内広平:内科—100年のあゆみ(呼吸器)日本人の貢献 アストグラフ.日内会誌 91:82-84,2002
4)笠原慶太,堀内一哉,澁谷泰弘,他:NO breathによる呼気中一酸化窒素(FeNO)測定の有用性について.アレルギー 60:443,2011
5)松倉聡,武田純一,國分二三男:喘息死を防ぐために.呼吸器内科 23:233-238,2013
掲載誌情報