文献詳細
文献概要
技術講座 一般
尿の外観から着目すべき尿定性検査
著者: 太田惣1
所属機関: 1KKR札幌医療センター臨床検査科
ページ範囲:P.376 - P.380
文献購入ページに移動Point
●尿検査は,尿の外観を観察することから始まります.
●尿の外観は,尿量や飲食物,各種病態,投与薬剤などの生理学的背景を反映するため,詳細に観察することが大切です.
●着色尿や強度の血尿などでは,尿定性検査(尿試験紙法)の妨げになり,誤判定の原因にもなるので注意が必要です.
●尿の外観および性状は時間経過により変化するため,尿検査は採尿後,速やかに実施する必要があります.
●尿検査は,尿の外観を観察することから始まります.
●尿の外観は,尿量や飲食物,各種病態,投与薬剤などの生理学的背景を反映するため,詳細に観察することが大切です.
●着色尿や強度の血尿などでは,尿定性検査(尿試験紙法)の妨げになり,誤判定の原因にもなるので注意が必要です.
●尿の外観および性状は時間経過により変化するため,尿検査は採尿後,速やかに実施する必要があります.
参考文献
1)河合忠,伊藤喜久,堀田修,他:最新 尿検査—その知識と病態の考え方.メディカル・ジャーナル,2014
2)小郷正則,宿谷賢一,山下美香,他(編):一般検査技術教本.一般社団法人日本臨床衛生検査技師会,2012
3)伊藤機一,高橋勝幸(監修),菊池春人,矢内充,油野友二(編):カラー図解 一般検査ポケットマニュアル.羊土社,2009
4)木村さゆり:蛍光眼底撮影後に尿中に出現した尿細管上皮細胞.油野友二,伊藤機一(編):カラー版 尿沈渣検査症例アトラス.医歯薬出版,pp98-99,2000
5)日本臨床衛生検査技師会尿沈渣検査法編集委員会:尿沈渣検査法2010.日本臨床衛生検査技師会,2011
掲載誌情報