文献詳細
文献概要
技術講座 生理
—step up編—血管エコーによる穿刺部合併症の鑑別法
著者: 三木俊1
所属機関: 1東北大学病院生理検査センター診療技術部生理検査部門
ページ範囲:P.390 - P.397
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●現在の超音波装置は汎用機でも解像度は良好で,高周波リニアプローブ(7〜12MHz)を用いれば,穿刺部合併症の診断は可能である.
●超音波診断装置にはさまざまなプリセットがあるが,頸動脈(carotid artery)のプリセットを基本に,微調整を行う.
●超音波装置のカラードプラは,瘤内の弱い血流を見るときは10cm/s程度に設定,狭窄や乱流(モザイク血流)の際には流速レンジを徐々に上げ,ピンポイントの狭窄やシャント部位を診断する.しかし,フレームレートは10以上に保つ必要がある.
●現在の超音波装置は汎用機でも解像度は良好で,高周波リニアプローブ(7〜12MHz)を用いれば,穿刺部合併症の診断は可能である.
●超音波診断装置にはさまざまなプリセットがあるが,頸動脈(carotid artery)のプリセットを基本に,微調整を行う.
●超音波装置のカラードプラは,瘤内の弱い血流を見るときは10cm/s程度に設定,狭窄や乱流(モザイク血流)の際には流速レンジを徐々に上げ,ピンポイントの狭窄やシャント部位を診断する.しかし,フレームレートは10以上に保つ必要がある.
参考文献
1)岩越真一,市橋成夫,伊藤博文,他:第17回 穿刺部合併症の診断と治療.Vascular Lab 10:225-231,2013
掲載誌情報