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文献詳細

雑誌文献

検査と技術44巻5号

2016年05月発行

文献概要

Q&A 読者質問箱

東南アジア帰りの発熱患者を診たときの感染症について

著者: 西條政幸1

所属機関: 1国立感染症研究所ウイルス第一部

ページ範囲:P.430 - P.431

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Q 東南アジア帰りの発熱患者を診たときの感染症について

A 東南アジア帰りの発熱患者を診たときの感染症について解説します.まず,東南アジアでも,日本で流行している感染症の多くは流行していることを理解することが重要です.また,その流行状況も,日本におけるそれらとあまり異なることはありません.つまり,東南アジアから帰国した方が発熱などの感染症症状を呈した場合であっても,日本で発生する発熱患者に対して通常行う病原診断を実施することが重要です.東南アジア帰りの患者の感染症は,日本在住の患者とほとんど同じといっていいでしょう.

参考文献

1)International Society for Infectious Diseases : ProMed(http://www.promedmail.org)(2015年1月19日アクセス)
2)国立感染症研究所:麻疹,2015年3月現在.IASR 36:51-53,2015(http://www.nih.go.jp/niid/ja/measles-m/idsc/measles-iasr tpc/5548-tpc422-d.html)(2016年2月16日アクセス)
3)Yamanaka A, Iwakiri A, Yoshikawa T, et al : Imported case of acute respiratory tract infection associated with a member of species nelson bay orthoreovirus. PLoS One 9 : e92777, 2014
4)国立感染症研究所:本邦36年ぶりの狂犬病輸入症例の報告—京都の事例.IASR 28:63-64,2007(http://idsc.nih.go.jp/iasr/28/325/dj3251.html)(2016年2月16日アクセス)
5)国立感染症研究所:36年ぶりに国内で発生した狂犬病の臨床経過と感染予防策—横浜の事例.IASR 28:64-65,2007(http://idsc.nih.go.jp/iasr/28/325/dj3252.html)(2016年2月16日アクセス)
6)国立感染症研究所:ヒトPlasmodium knowlesi感染症(サルマラリア)の1例.IASR 34:6-7,2013(http://www.nih.go.jp/niid/ja/malaria-m/malaria-iasrd/3095-kj3951.html)(2016年2月16日アクセス)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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