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文献詳細

雑誌文献

検査と技術44巻6号

2016年06月発行

文献概要

技術講座 病理

FFPEブロックを用いた脂肪染色法

著者: 山谷幸恵1 吹谷美佳2 丸川活司2

所属機関: 1福島県立医科大学放射線医学 県民健康管理センター甲状腺検査室 2北海道大学病院病理部

ページ範囲:P.462 - P.465

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Point

●四酸化オスミウムと重クロム酸カリウムを両方含んだ液で後固定することにより,脂質はアルコール不溶性となり,ホルマリン固定パラフィン包埋(FFPE)組織からの脂肪染色が可能となる.

●オスミウム酸の浸透力が弱いため,後固定は厚さ2mm以内の組織で行う.

●通常のFFPE組織と同様の扱いができるため,各種染色にも応用することができ,手技も容易である.

参考文献

1)Luna LG : Manual of Histologic Staining Methods of AFIP, 3rd ed. McGraw-Hill, New York, pp143-145, 1968
2)諏訪幸次,須山貞子,長嶋和郎:パラフィン切片による脂肪染色の試み.臨検 20:141-144,1976
3)望月静枝,森谷卓也,石田和之,他:四酸化オスミウムによるブロック染色を利用したパラフィン包埋標本に対する脂肪染色.病理と臨 24:99-102,2006
4)畔川一郎:オイル赤O染色.検と技 29:846-847,2001

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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