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極小検体の切り出し,標本作製の注意点
著者: 白波瀬浩幸1
所属機関: 1京都大学医学部附属病院検査部(病理部門)
ページ範囲:P.498 - P.500
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検体の採取部位や方法,患者の状態によって,極小の組織検体しか得られない場合がある.パラフィン包埋標本と凍結標本,それぞれの場合の極小検体標本作製法を解説する.
検体の採取部位や方法,患者の状態によって,極小の組織検体しか得られない場合がある.パラフィン包埋標本と凍結標本,それぞれの場合の極小検体標本作製法を解説する.
参考文献
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