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文献詳細

雑誌文献

検査と技術44巻8号

2016年08月発行

文献概要

FOCUS

口腔癌早期発見のための口腔内細胞診

著者: 北村哲也1

所属機関: 1北海道大学歯学研究科口腔病理病態学教室

ページ範囲:P.654 - P.656

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はじめに

 口腔は,呼吸・構音・摂食という人間として基本的な機能をつかさどる非常に重要な器官である.口腔癌は癌全体の2%程度ではあるが1),男女ともに年々増加し,また若年齢化している2).進行した口腔癌の外科的治療は,口腔の基本的な機能を大きく妨げるだけでなく顔貌の変化をも引き起こすことがある.本稿では,口腔癌の早期発見を目指した口腔細胞診について述べる.

参考文献

1)下野正基, 高田隆(編):新口腔病理学.医歯薬出版,2008
2)柴原孝彦:口腔がんの制御に向けて.歯科学報 109:58-71,2009
3)石橋浩晃, 秀島克巳, 関根浄治:細胞診による口腔がん早期発見.日口腔腫瘍会誌 25:54-71,2013
4)日本口腔腫瘍学会(編):口腔癌取扱い規約,第一版.金原出版,2010
5)公益社団法人日本臨床細胞学会(編):細胞診ガイドライン5 消化器,2015年度版.金原出版,2015

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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