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技術講座 病理
アルシアン青染色による病理組織・細胞診断
著者: 畠榮1 濱川真治2 渡辺明朗3
所属機関: 1川崎医科大学附属川崎病院病理部 2公立昭和病院臨床検査科 3サクラファインテックジャパン株式会社
ページ範囲:P.670 - P.675
文献購入ページに移動●アルシアン青はメーカーや製造ロットにより,置換基としてのイソチオウロニウム基中のRの種類や希釈剤の種類や量が異なる.
●アルシアン青は染色後に水で洗うと分別が不十分になるので,酸性粘液部位以外に親和したアルシアン青が分別されず共染する.回避するには3%酢酸で分別を行う必要がある.
●シアロムチンとスルホムチン両方を染色するときは,3%酢酸に1%濃度でアルシアン青を溶解させたアルシアン青染色液pH 2.5を使用する.
●アルシアン青染色液の前に3%酢酸を通すことにより,アルシアン青染色液のpH値がほぼ一定に保たれ,染色液が劣化しにくい.
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