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疾患と検査値の推移
新生児溶血性疾患(HDN)
著者: 中村健治1 三觜隆一2
所属機関: 1大津赤十字病院新生児科 2大津赤十字病院検査部
ページ範囲:P.778 - P.783
文献購入ページに移動●新生児溶血性疾患(HDN)とは,母体の不規則抗体が胎盤を通して児に移行し,溶血反応を起こして,貧血や黄疸をきたす病態である.
●不規則抗体とは,赤血球のさまざまな抗原に感作されて産生される抗体で,ほとんどがIgGに属し,胎盤を通過する.
●HDNの原因として重要なものは,ABO不適合,RhD不適合,その他のRh不適合である.
●早発黄疸の原因としてHDNは最も多く,早期から適切な管理や治療を行わなければ,重症化して核黄疸を呈することがある.
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