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文献詳細

雑誌文献

検査と技術44巻9号

2016年09月発行

文献概要

連載 忘れられない症例から学ぶ超音波検査・13

非浸潤性乳管癌

著者: 松元香緒里1

所属機関: 1済生会熊本病院中央検査部

ページ範囲:P.792 - P.797

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はじめに

 乳がん検診のマンモグラフィ検査(mammography:MMG)で異常が指摘され,精密検査のため病院を受診する女性が増えています.MMGで指摘される異常は,主として微細な石灰化の集簇像や局所的非対称性陰影(focal asymmetric density:FAD)などですが,乳房超音波検査(ultrasonography:US)では必ずしもそれらの所見を異常として指摘できないこともあります.

 今回,4年間にわたり経過観察を行い,結果的に乳癌であった症例に対して,MMGとUSの役割が明確になった,大変印象深い症例を経験したので紹介します.

参考文献

1)Ohuchi N, Suzuki A, Sobue T, et al : Sensitivity and specificity of mammography and adjunctive ultrasonography to screen for breast cancer in the Japan Strategic Anti-cancer Randomized Trial (J-START) : a randomised controlled trial. Lancet 387:341-348,2016

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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