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病気のはなし
肺炎
著者: 関雅文1
所属機関: 1東北医科薬科大学病院感染症内科
ページ範囲:P.4 - P.10
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●肺炎は市中肺炎(CAP),院内肺炎(HAP),そして医療・介護関連肺炎(NHCAP)と,場所によって分類するとわかりやすい.
●原因菌は,CAPでは肺炎球菌やインフルエンザ菌,マイコプラズマが多く,HAPでは緑膿菌やMRSAなどの耐性菌を考慮する.
●治療の中心はペニシリン系薬になるが,ニューキノロン系薬やカルバペネム系薬も切り札として適切に使用するとよい.
●ワクチンなどの予防や,耐性菌を防ぐ感染制御の考え方も必要となってきている.
●肺炎は市中肺炎(CAP),院内肺炎(HAP),そして医療・介護関連肺炎(NHCAP)と,場所によって分類するとわかりやすい.
●原因菌は,CAPでは肺炎球菌やインフルエンザ菌,マイコプラズマが多く,HAPでは緑膿菌やMRSAなどの耐性菌を考慮する.
●治療の中心はペニシリン系薬になるが,ニューキノロン系薬やカルバペネム系薬も切り札として適切に使用するとよい.
●ワクチンなどの予防や,耐性菌を防ぐ感染制御の考え方も必要となってきている.
参考文献
1)日本呼吸器学会市中肺炎診療ガイドライン作成委員会(編):成人市中肺炎診療ガイドライン.日本呼吸器学会,2007
2)日本呼吸器学会呼吸器感染症に関するガイドライン作成委員会(編):成人院内肺炎診療ガイドライン.日本呼吸器学会,2008
3)日本呼吸器学会:医療・介護関連肺炎診療ガイドライン.日本呼吸器学会,2011
4)Kohno S, Seki M, Watanabe A : Evaluation of an assessment system for the JRS 2005 : A-DROP for the management of CAP in adults. Intern Med 50:1183-1191,2011
5)Kohno S, Seki M, Takehara K, et al : Prediction of requirement for mechanical ventilation in community-acquired pneumonia with acute respiratory failure : a multicenter prospective study. Respiration 85:27-35,2013
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