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技術講座 病理
臨床検査室から排出される廃液の処理方法
著者: 金子千之1 加藤好光1 堤寛2
所属機関: 1藤田保健衛生大学医療科学部臨床検査学科 2藤田保健衛生大学医学部第1病理学教室
ページ範囲:P.32 - P.37
文献購入ページに移動●排液は有機溶剤(アルコール,キシレン),色素類,銀液,塩化金と区別され,ホルムアルデヒド(FA)は発がん性物質で特化則第3類から第2類物質となり,規制が強化された.水銀,銀液などやクロム酸を含有する試薬の廃液方法と回収方法を把握する.
●有機溶剤を扱っている病理検査部(病院,基礎医学教室および教育機関)では,特定化学物質作業主任者と有機溶剤作業主任者,およびそれぞれの職務内容と,有機溶剤の取り扱い上の注意事項を掲示し,注意喚起する.
●有機溶剤を使用する施設(検査部,基礎医学教室,教育機関)では,人体に及ぼす影響,中毒発生時の応急措置,さらに,実験者が容易に知ることができるように有機溶剤を色分け(第1種有機溶剤:赤,第2種有機溶剤:黄,第3種有機溶剤:青)したものを,見やすい場所に表示する.
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