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文献詳細

雑誌文献

検査と技術45巻11号

2017年11月発行

文献概要

FOCUS

微生物検査におけるISOとJAB RL359

著者: 三澤慶樹1

所属機関: 1東京大学医学部附属病院検査部

ページ範囲:P.1218 - P.1221

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はじめに

 近年,臨床検査の標準化に加え,検査室の質と能力を確保する目的で,国際標準化機構(International Organization for Standardization:ISO)によるISO 15189の取得が活発に進められている.微生物検査領域でも,医療ツーリズムや国際治験の拡大に加え,新たな病原体の出現やグローバル化する薬剤耐性菌に対して質の高い検査を確保するため,検査サービスの技術的な裏付けを保証するISOが重要な役割を果たしている.

 本稿では,日本適合性認定協会(Japan Accreditation Board:JAB)が微生物検査分野の認定所認定に際して使用している「JAB RL359:2014」1)に触れるとともに,微生物検査分野特有の事項に言及する.

参考文献

1)日本適合性認定協会:JAB RL359:2014,第3版 「認定の基準」についての指針—微生物試験 付属書C,2014(https://www.jab.or.jp)(2017年8月18日アクセス)
2)ATCC : Reference Strains : How many passages are too many? 2013
3)田村俊,池戸正成:MIC測定の精度上の問題点.日化療会誌 59:460-468,2011
4)環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部:廃棄物処理法に基づく感染性廃棄物処理マニュアル,2017(https://www.env.go.jp/recycle/misc/kansen-manual.pdf)(2017年8月18日アクセス)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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