icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術45巻12号

2017年12月発行

文献概要

技術講座 免疫

免疫学的検査の非特異反応

著者: 石橋みどり1

所属機関: 1新東京病院臨床検査室

ページ範囲:P.1330 - P.1337

文献購入ページに移動
Point

●免疫学的測定で非特異反応は避けられない.

●データの異常を見極める観察眼をもつ.

●非特異反応発現の機序を理解する.

●非特異反応解析の手段・技術を習得する.

参考文献

1)Hanada H, Mugii S, Takeoka K, et al : Early detection of colorectal cancer metastasis and relapse by recognizing nonspecific cross-reacting antigen 2 in commercial carcinoembryonic antigen assays. Clin Chem 55:1747-1748,2009
2)大竹皓子,関口仁,加野象次郎,他:マウスモノクローナル抗体を用いた2-site immunoassay法のCEA測定系に干渉したヒトIgM.臨化 18:202-209,1989
3)浅沼康一,越田早織,辻直樹,他:異好抗体検出用ELISAシステムによるヒト抗マウス抗体(HAMA)出現頻度の解析.臨病理 57:228,2009
4)下川洋太郎:電気化学発光免疫測定法における異常事例とその解析法.日臨検自動化会誌 40(suppl 1):106-111,2015
5)阿部正樹,俵木美幸,佐藤亮,他:数種のイムノアッセイ法においてPSA偽低値を呈した前立腺癌患者血清の検討.日臨検自動化会誌 33:805-881,2008
6)俵木美幸,阿部正樹,荒木早紀子,他:CEA低値検体における抗CEA自己抗体の重要性に関する検討.日臨検自動化会誌 37:17-20,2012
7)大竹皓子,加野象次郎,渡邊清明:免疫比濁法によるCRP定量での異常反応と血清蛋白異常との関連.臨病理 48:752-759,2000
8)井本真由美,渡辺勝紀,鮫島謙一,他:混合型クリオグロブリン血症患者のPIVKA-Ⅱ測定時に一過性に認められた非特異反応の発生機序について.臨病理 58(suppl):130,2010
9)大竹皓子:測定値に影響を与える因子—チェックポイントはこれだ!.血清反応の歩み 14:153-163,1998
10)井本真由美:事例で学ぶ 免疫検査異常値への対応 1)試薬に起因する異常反応 (1)ポリエチレングリコール(PEG)・界面活性剤.Med Technol 41:730-736,2013
11)伊藤耐子,長澤千春:ラテックス免疫比濁法によるPSA測定試薬への採血管の影響.日臨検自動化会誌 33:812-816,2008
12)河野通盛,山田貞子,汐田剛史,他:スクラルファート長期内服により血清CA19-9値上昇を示した6例.臨検 46:929-932,2002
13)大竹皓子,加野象次郎:免疫学的測定法における干渉.検と技 25:207-213,1997

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?