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連載 研究のすゝめ・2
日常業務の問題点から研究への足がかり—探究心から始まる研究
著者: 大杉千尋1
所属機関: 1公立刈田綜合病院検査部
ページ範囲:P.1354 - P.1358
文献購入ページに移動これまでの経歴
福島県立総合衛生学院臨床検査学科を卒業後,宮城県白石市の蔵王連峰のふもとにある公立刈田綜合病院に入職した.当院は宮城県南部に位置する地域医療の基幹病院として一般病床300床を有し,救急指定病院,第2種感染症指定医療機関,災害拠点病院などの役割を担っている.また,回復期病棟や地域包括ケア病棟を開設し,急性期後の治療・支援にも力を入れている.
そのなかで,検査部には16名の臨床検査技師が在籍している.大きく検体検査(一般検査,血液・輸血検査,生化学・免疫検査),生理検査,細菌検査,病理検査の4部門に分かれ,採血業務も行っており,おのおの担当部署を兼務しながら業務にあたっている.私は入職後,日直・待機に備えて約4カ月間各部署の仕事を経験し,その後は生化学検査を担当した.そして入職から約1年後に血液・輸血検査も兼務するようになり,現在は血液・輸血検査と採血業務を担当している.
福島県立総合衛生学院臨床検査学科を卒業後,宮城県白石市の蔵王連峰のふもとにある公立刈田綜合病院に入職した.当院は宮城県南部に位置する地域医療の基幹病院として一般病床300床を有し,救急指定病院,第2種感染症指定医療機関,災害拠点病院などの役割を担っている.また,回復期病棟や地域包括ケア病棟を開設し,急性期後の治療・支援にも力を入れている.
そのなかで,検査部には16名の臨床検査技師が在籍している.大きく検体検査(一般検査,血液・輸血検査,生化学・免疫検査),生理検査,細菌検査,病理検査の4部門に分かれ,採血業務も行っており,おのおの担当部署を兼務しながら業務にあたっている.私は入職後,日直・待機に備えて約4カ月間各部署の仕事を経験し,その後は生化学検査を担当した.そして入職から約1年後に血液・輸血検査も兼務するようになり,現在は血液・輸血検査と採血業務を担当している.
参考文献
1)大杉千尋,村上信司,渡辺嗣信:AST測定試薬と反応するIgM-κ型M蛋白の性状.医学検査 63:730-736,2014
2)Mockli GC : The Sia euglobulin precipitation test revisited. Clin Chem 44:190,1998
3)Keystone E, Pruzanski W : Immunochemical and physical studies of the Sia test. Am J Med Sci 271:151-157,1976
4)藤田清貴:臨床検査で遭遇する異常蛋白質 基礎から発見・解析法まで,第1版.医歯薬出版,2010
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