文献詳細
文献概要
疾患と検査値の推移
感染性心内膜炎
著者: 前田正1
所属機関: 1東邦大学医療センター大森病院総合診療科
ページ範囲:P.130 - P.134
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●感染性心内膜炎は,多彩な主訴や持続する原因不明の発熱で受診することが多く,診断が遅れることがある.
●特異的な検査値はないため,問診や診察所見,検査所見を総合的に判断する必要がある.
●経胸壁心臓超音波検査では明らかな疣贅を指摘できないこともあるため,Duke診断基準と照らし合わせて診断する.血液培養検査は最も重要な検査といえる.
●感染性心内膜炎は,多彩な主訴や持続する原因不明の発熱で受診することが多く,診断が遅れることがある.
●特異的な検査値はないため,問診や診察所見,検査所見を総合的に判断する必要がある.
●経胸壁心臓超音波検査では明らかな疣贅を指摘できないこともあるため,Duke診断基準と照らし合わせて診断する.血液培養検査は最も重要な検査といえる.
参考文献
1)Habib G, Derumeaux G, Avierinos JF, et al : Value and limitations of the Duke criteria for the diagnosis of infective endocarditis. J Am Coll Cardiol 33:2023-2029,1999
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