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文献詳細

雑誌文献

検査と技術45巻2号

2017年02月発行

文献概要

連載 生理検査のアーチファクト・2

—超音波検査②—偽僧帽弁逆流(pseudo MR)

著者: 種村正1

所属機関: 1心臓血管研究所付属病院臨床検査室

ページ範囲:P.146 - P.148

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こんなアーチファクトを知っていますか?

 左房内に見えるカラーシグナルは僧帽弁逆流(mitral regurgitation:MR)でしょうか(図1)?

 一見すると僧帽弁逆流があるように見えるが,吹き出し口がはっきりしないこと,色合いが左室流出路血流と似ていることから,アーチファクトのようにも見える.このように,僧帽弁が機械弁に置換されていると,左室流出路血流があたかも僧帽弁逆流のように表示されることがある.これは機械弁のディスクによる鏡面反射(ミラーイメージ)が原因であり,偽僧帽弁逆流(pseudo MR)と呼ばれている.

参考文献

1)岡庭裕貴:臨床医からの質問に答える.偽僧帽弁逆流(pseudo MR)とは何のことですか? 検と技 41:1181-1183,2013

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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