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文献詳細

雑誌文献

検査と技術45巻3号

2017年03月発行

文献概要

増刊号 一般検査ベーシックマスター 第1部 基礎から学ぼう一般検査

便潜血検査

著者: 岡田茂治1

所属機関: 1埼玉県立がんセンター検査技術部

ページ範囲:P.236 - P.242

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はじめに

 便潜血検査とは,化学法,免疫法を含めて使用されている便中ヘモグロビン(hemoglobin:Hb)検査の呼称である.しかし,現在,化学法は実施されておらず,抗ヒトヘモグロビンA0(hemoglobin A0:HbA0)抗体を用いた免疫学的便Hb検査法(以下,便Hb検査)が実施されている.

 便Hb検査は臨床診療,人間ドック(個人健診),がん検診(対策型検診)と広く利用されている検査法であるが,対象や目的によって使用するカットオフ値が違うことや,他の臨床検査項目のような標準化が進んでいないことなどを認識していただきたい.今回,日常検査やコントロールサーベイで注意するべき点と今後の課題を中心にまとめた1)

参考文献

1)岡田茂治,櫻林郁之介:便中ヘモグロビン測定.Med Technol 33:733-739,2005
2)岡田茂治:ひとりでも困らない! 検査当直イエローページ.便ヘモグロビン検査.臨検 59(増刊号):1127-1129,2015
3)岡田茂治,野津聡:潜血検査.検と技 33:1320-1322,2005
4)岡田茂治:便潜血.検と技 38:974-977,2010
5)斉藤博,町井涼子,高橋則晃,他:がん検診のあり方—現状と展望—大腸がん.癌と化療 39:13-18,2012
6)World Endoscopy Organization(http://www.wor-ldendo.org/)(2017年1月19日アクセス)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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