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増刊号 一般検査ベーシックマスター 第2部 一般検査の「質」を保つTips&Techniques Situation 1—検体採取から検査まで 尿検査
尿を適切に採取する
著者: 佐々木彩1
所属機関: 1国家公務員共済組合連合会呉共済病院検査部
ページ範囲:P.284 - P.286
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尿は患者にとって苦痛を伴わず簡便に採取できる検体である.しかし,尿は同じ人においても,温度や食物,水分摂取などによって成分が著しく変動するため,検査目的や患者の病態に応じて適切な採尿時間,採尿方法を選択しなければ正しい結果は得られない.また,細菌増殖により含有成分が変質しやすいため,適切な保存法を選択する必要がある.本稿では尿検体の種類および採尿時の注意点について解説する.
尿は患者にとって苦痛を伴わず簡便に採取できる検体である.しかし,尿は同じ人においても,温度や食物,水分摂取などによって成分が著しく変動するため,検査目的や患者の病態に応じて適切な採尿時間,採尿方法を選択しなければ正しい結果は得られない.また,細菌増殖により含有成分が変質しやすいため,適切な保存法を選択する必要がある.本稿では尿検体の種類および採尿時の注意点について解説する.
参考文献
1)福富裕之:尿中に認める寄生虫. 臨床病理レビュー特集 第140号 臨床検査Yearbook 2008一般検査編.克誠堂出版,pp55-59,2007
・日本臨床衛生検査技師会:一般検査技術教本.日本臨床衛生検査技師会,2012
・伊藤機一,野崎司(編):「Medical Technology」別冊 新・カラーアトラス尿検査.医歯薬出版,2004
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