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文献詳細

雑誌文献

検査と技術45巻3号

2017年03月発行

文献概要

増刊号 一般検査ベーシックマスター 第2部 一般検査の「質」を保つTips&Techniques Situation 1—検体採取から検査まで 糞便検査

便を適切に採取する—便潜血検査

著者: 福田嘉明1

所属機関: 1日本大学医学部附属板橋病院臨床検査部第1化学

ページ範囲:P.290 - P.292

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 便潜血検査は,男女合計のがん死亡数予測1位の大腸がん1)を早期に発見できる重要なスクリーニング検査である.本法は,採便容器に設定されている既定量を採便し実施する.この採便操作は,被験者(患者や検診受診者)によって実施されていることが多い.したがって,被検者が正確に既定の採便量を採取できるかどうかが分析精度に大きく影響する.本稿では,便潜血検査において最も重要な採便操作について解説する.

参考文献

1)国立がん研究センター.がん情報サービス:がん登録・統計.2016年のがん統計予測(http://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/short_pred.html)(2017年2月6日アクセス)
2)日本消化器がん検診学会 大腸がん検診精度管理委員会編集:大腸がん検診マニュアル.医学書院,2013
3)福田嘉明,木村正弘,高橋勝幸,他:免疫便潜血反応検査における採便指導の有用性.医学検査 58:722, 2009
4)中井未来,川上保子,西尾美和子,他:臨床検査技師卒前教育における検体採取法教育の一つの試み.本臨床検査自動化学会会誌 41:566,2016

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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