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文献詳細

雑誌文献

検査と技術45巻3号

2017年03月発行

文献概要

増刊号 一般検査ベーシックマスター 第2部 一般検査の「質」を保つTips&Techniques Situation 1—検体採取から検査まで 髄液検査

髄液を適切に採取する

著者: 石山雅大1

所属機関: 1弘前市立病院臨床検査科

ページ範囲:P.296 - P.298

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 脳脊髄液(以下,髄液)は,脳室ならびにくも膜下腔に無色透明の水様で存在する体腔液の一つで,中枢神経系の保護や恒常性の維持,そして組織液としての機能をもつとされている1).髄液の採取は検査や治療目的により採取部位が異なり,またその採取量にも制限があるため,検査を進める場合には,まず検査目的と採取部位,そして患者属性を確認することが重要となる.本稿では髄液の採取方法の違いと,その取扱いについて解説する.

参考文献

1)大田喜孝:髄液の検査を学ぶ—その意義・方法・新たな展開 髄液の役割と髄液検査の意義.Med Technol 42:427-432,2014
2)日本臨床衛生検査技師会:第7章 髄液検査.一般検査技術教本.日本臨床衛生検査技師会,pp106-107,2012
3)石山雅大:髄液の検査を学ぶ—その意義・方法・新たな展開 髄液検査の実際 髄液の採取から細胞数の算定まで.Med Technol 42:433-436,2014 
4)石山雅大:髄液検査の問題点を考える 髄液の採取と検査の進め方.Med Technol 31:472-475,2003
5)一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会(監):髄液検査技術教本.丸善出版,pp26-27,2015
6)石山雅大:一般検査 髄液検査.臨検 59:1130-1133,2015

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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