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増刊号 一般検査ベーシックマスター 第2部 一般検査の「質」を保つTips&Techniques Situation 1—検体採取から検査まで 穿刺液検査
体腔液を適切に採取する
著者: 山里勝信1
所属機関: 1順天堂大学医学部附属順天堂医院 病理診断部
ページ範囲:P.302 - P.305
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体腔液(胸水,腹水,心囊液)は健常人でも少量存在するが,貯留する場合は炎症や腫瘍など何らかの原因疾患の随伴症状としてみられる.そのため,原因疾患の確定診断や体腔液貯留による呼吸困難などの症状を軽減することを目的として,体腔穿刺が行われる.したがって,体腔液の採取方法および適切な検体処理について十分に理解しておくことが重要である.
体腔液(胸水,腹水,心囊液)は健常人でも少量存在するが,貯留する場合は炎症や腫瘍など何らかの原因疾患の随伴症状としてみられる.そのため,原因疾患の確定診断や体腔液貯留による呼吸困難などの症状を軽減することを目的として,体腔穿刺が行われる.したがって,体腔液の採取方法および適切な検体処理について十分に理解しておくことが重要である.
参考文献
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