文献詳細
増刊号 一般検査ベーシックマスター
第2部 一般検査の「質」を保つTips&Techniques Situation 1—検体採取から検査まで 穿刺液検査
文献概要
Quality Controlのために
体腔液(胸水,腹水,心囊液)は健常人でも少量存在するが,貯留する場合は炎症や腫瘍など何らかの原因疾患の随伴症状としてみられる.そのため,原因疾患の確定診断や体腔液貯留による呼吸困難などの症状を軽減することを目的として,体腔穿刺が行われる.したがって,体腔液の採取方法および適切な検体処理について十分に理解しておくことが重要である.
体腔液(胸水,腹水,心囊液)は健常人でも少量存在するが,貯留する場合は炎症や腫瘍など何らかの原因疾患の随伴症状としてみられる.そのため,原因疾患の確定診断や体腔液貯留による呼吸困難などの症状を軽減することを目的として,体腔穿刺が行われる.したがって,体腔液の採取方法および適切な検体処理について十分に理解しておくことが重要である.
参考文献
1)Drake L,Vogl AW,Mitchell AW(著),塩田浩平,秋田恵一(訳):グレイ解剖学 原著第3版.エルゼビア・ジャパン,2016
2)奈良信雄(編):臨床研修イラストレイテッド 第1巻 基本手技[一般処置],改訂第4版.羊土社,pp103-112,2011
3)Shah K,Mason C(著),北原 浩,太田 凡(監訳):救急・ERエッセンシャル手技.メディカル・サイエンス・インターナショナル,pp19-31,2008
4)金井正光(監),奥村伸生,戸塚 実,矢冨 裕(編):臨床検査法提要,改訂第34版.金原出版,pp200-206,2015
5)脇田満,山里勝信:第8章 体腔液検査.8-1 穿刺液検査(滲出液・濾出液)検査.一般検査技術教本.日本臨床衛生検査技師会,pp122-131,2012
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