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文献詳細

雑誌文献

検査と技術45巻3号

2017年03月発行

文献概要

増刊号 一般検査ベーシックマスター 第2部 一般検査の「質」を保つTips&Techniques Situation 1—検体採取から検査まで 精液検査

精液を適切に採取する

著者: 青井陽子1

所属機関: 1医療法人社団岡山二人クリニック

ページ範囲:P.306 - P.307

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Quality Controlのために

精液検査の所見は,射精間隔,採取後の時間経過,温度や湿度の変化,紫外線などの影響を受ける.また,検査実施前の約3カ月間に患った発熱疾患などが影響する可能性がある.採取にあたっては遺物混入や細菌汚染を避けるため,採取前には排尿し,手洗い後,マスターベーションにて滅菌された容器に精液全量を採取する.これらを検査者は患者にきちんと説明しておく必要がある.また,受け渡しはプライバシーに注意して確実に行う必要がある.

参考文献

1)Jones DM, Kovacs GT, Harrison L, et al:Immobilization of sperm by condoms and their components. Clin Reprod Fertil 4 : 367-372, 1986
2)Bjorndahl L, Kvist U:Sequence of ejaculation affects the spermatozoon as a carrier and its massage. Reprod Biomed Online 7 : 440-448, 2003
・荒木康久,沖津摂,佐藤和文,他:WHOラボマニュアル—ヒト精液検査と手技−5版.高度生殖医療技術研究所,pp4-134,2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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