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文献詳細

雑誌文献

検査と技術45巻3号

2017年03月発行

文献概要

増刊号 一般検査ベーシックマスター 第2部 一般検査の「質」を保つTips&Techniques Situation 2—検査の実施 尿検査

—ココがポイント!—尿定性検査

著者: 服部亮輔1 原美津夫1

所属機関: 1日本大学病院臨床検査部

ページ範囲:P.311 - P.313

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Quality Controlのために

・尿中には老廃物,薬剤または薬剤代謝産物など,さまざまな成分が含まれている.そのため,単純な構造で反応原理も化学的なものが多い尿定性試験紙法では,偽反応(偽陰性・偽陽性・異常発色)を起こすことがある.

・偽反応を発見し,正しい結果を報告するためには,尿定性試験紙の原理,含まれている試薬,偽反応の原因について正しく理解することが重要である.

・必要に応じて,確認検査を行うことが望ましい.

参考文献

1)髙田鉄也:尿の化学的検査.日本臨床衛生検査技師会(監).一般検査技術教本:検査技師による検査技師のための技術教本.pp38-42,2012
2)宿谷賢一,田中雅美,下澤達雄,他:尿試験紙検査—各論.北本清,蓬田茂(監):US特別編集号 尿検査の基礎・症例報告.栄研化学,pp55-76,2008
3)尾関茂彦,河村毅,西野好則,他:細菌尿診断における亜硝酸試験の検討.泌紀 43:861-865,1997

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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