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文献詳細

雑誌文献

検査と技術45巻3号

2017年03月発行

増刊号 一般検査ベーシックマスター

第2部 一般検査の「質」を保つTips&Techniques Situation 2—検査の実施 尿検査

—検査の質を保つためのテクニック—尿沈渣標本作製

著者: 溝口義浩1

所属機関: 1公立学校共済組合九州中央病院医療技術部検査技術科

ページ範囲:P.314 - P.317

文献概要

Quality Controlのために

 尿沈渣検査の正確さおよび精密さを保証するためには標準化が必要である.例えば遠心器やスピッツの選択など,使用する機材,遠心条件をはじめ,尿の攪拌,分注,上清の除去,沈渣積載量,カバーガラスの積載時の手技など技術面も含め,一連の尿沈渣標本作製手技をその検査に携わる検査技師が同一の方法で実施しなければ,検査結果を保証することはできない.つまり,この一連の流れが正しく行われていなければ,検査の質を低下させてしまう要因となる.

参考文献

1)久野豊,脇田満:第2章 1.尿沈渣検査の基本手技.伊藤機一,高橋勝幸(監),菊池春人,矢内充,油野友二(編):カラー図解 一般検査ポケットマニュアル.羊土社,pp58-64,2009
2)日本臨床衛生検査技師会 尿沈渣検査法編集委員会:尿沈渣検査法2010.日本臨床衛生検査技師会,2011
・横山貴,堀田茂:尿沈渣標本の作製.東間紘(監):そこが知りたい尿沈渣検査.医歯薬出版,pp7-9,2008
・Brunzel NA(著),池本正生,深津敦司,芝紀代子(監訳):ブルンツェル 尿・体液検査—基礎と臨床.西村書店,pp134-136,2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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