文献詳細
文献概要
増刊号 一般検査ベーシックマスター 第2部 一般検査の「質」を保つTips&Techniques Situation 2—検査の実施 糞便検査
—ココがポイント!—便潜血検査
著者: 石澤毅士1
所属機関: 1慶應義塾大学病院中央臨床検査部
ページ範囲:P.327 - P.329
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・便潜血検査には,化学法と免疫法があり,現在では免疫法がほとんどである.
・免疫法はヒトヘモグロビン抗体を用いた抗原抗体反応を原理としており,ヒトヘモグロビンに特異的であり,下部消化管出血のスクリーニング検査として有用である.
・上部消化管出血では検出率が低いため注意が必要である.
・採便後,室温に保存すると偽低値となるので,速やかに検査をするか,検査まで冷蔵保存する.
・便潜血検査には,化学法と免疫法があり,現在では免疫法がほとんどである.
・免疫法はヒトヘモグロビン抗体を用いた抗原抗体反応を原理としており,ヒトヘモグロビンに特異的であり,下部消化管出血のスクリーニング検査として有用である.
・上部消化管出血では検出率が低いため注意が必要である.
・採便後,室温に保存すると偽低値となるので,速やかに検査をするか,検査まで冷蔵保存する.
参考文献
・岡田茂治:基礎から学ぼう一般検査6 便潜血検査.検と技 42:686-692,2014
・平田一郎:7.尿・糞便・その他の分泌液・穿刺液検査.B.糞便検査 便中ヘモグロビン・便中トランスフェリン.高久史麿(監),黒川清,春日雅人,北村聖(編):臨床検査データブック2015-2016.医学書院,pp1059-1062,2015
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