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増刊号 一般検査ベーシックマスター 第2部 一般検査の「質」を保つTips&Techniques Situation 2—検査の実施 寄生虫検査
—適切な検査プランを立てるために—とても重要,患者情報
著者: 加島準子1
所属機関: 1元日本寄生虫予防会
ページ範囲:P.330 - P.332
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国内で検査技師が寄生虫を見る機会が減り,形態学的鑑別の技術向上が難しくなってきている.このため,寄生虫検査を行う際には,入手可能な患者情報はなるべく多いほうがよい.患者情報によって感染の可能性のある寄生虫が予測できれば,適切な検査法の選択につながり,検出した寄生虫の鑑別に関しても,これらの情報を組み合わせて考えることで,より的確なものに近づけることができる.患者情報を有効に生かせるように,寄生虫に関して事前にある程度の知識をもっておくことが求められる.
国内で検査技師が寄生虫を見る機会が減り,形態学的鑑別の技術向上が難しくなってきている.このため,寄生虫検査を行う際には,入手可能な患者情報はなるべく多いほうがよい.患者情報によって感染の可能性のある寄生虫が予測できれば,適切な検査法の選択につながり,検出した寄生虫の鑑別に関しても,これらの情報を組み合わせて考えることで,より的確なものに近づけることができる.患者情報を有効に生かせるように,寄生虫に関して事前にある程度の知識をもっておくことが求められる.
参考文献
1)「輸入熱帯病・寄生虫症に対する稀少疾病治療薬を用いた最適な治療法による医療対応の確率に関する研究」班(編):寄生虫症薬物治療の手引き,第7版.ヒューマンサイエンス振興事業団,2010 (2014年版:http://jsp.tm.nagasaki-u.ac.jp/academic/guidance-of-drug-treatment/)(2016年12月21日アクセス)
2)吉田幸雄,有薗直樹(編):医動物学.第6版.南山堂,2013
3)鈴木了司:カラーアトラス 人体寄生虫卵と原虫.藤田企画出版,1991
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