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文献詳細

雑誌文献

検査と技術45巻3号

2017年03月発行

文献概要

増刊号 一般検査ベーシックマスター 第2部 一般検査の「質」を保つTips&Techniques Situation 2—検査の実施 髄液検査

—検査の質を保つためのテクニック—細胞鑑別:髄液検査編

著者: 金沢聖美1

所属機関: 1大崎市民病院検査部

ページ範囲:P.347 - P.352

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Quality Controlのために

・検査室では臨床の現場は見えないが,髄液検査を必要とする患者は一般的に緊急性が高く,安定した精度の高いデータを検査室到着後30分以内に報告することが重要である.

・一般検査部門は,検体採取後一番早く検体を受け取り結果報告することになる.まずはスクリーニング検査部門として,炎症の有無や病態の振り分けが必要となる.

・計算盤上での細胞分類は,核形の鑑別だけでは限界がある.細胞質の染色性や細胞の大きさを確認することで細胞分類がしやすくなる.

参考文献

1)伊藤機一,高橋勝幸(監),菊池春人,矢内充,油野友二(編):カラー図解 一般検査ポケットマニュアル.羊土社,p112,2009
2)宿谷賢一,田中雅美:特集 髄液の検査を学ぶ—その意義・方法新たな展開.2.髄液検査の実際 2)サムソン染色による細胞分類.Med Technol 42:437-440,2014
・日本臨床衛生検査技師会:JAMT技術教本シリーズ 髄液検査技術教本.日本臨床検査技師会,2015

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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