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文献概要
増刊号 一般検査ベーシックマスター 第2部 一般検査の「質」を保つTips&Techniques Situation 2—検査の実施 精液検査
—検査の質を保つためのテクニック—運動率・正常形態率
著者: 久野豊1
所属機関: 1順天堂大学医学部附属順天堂越谷病院検査科
ページ範囲:P.376 - P.379
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精子の運動率や正常形態率は,総精子数と同様に,妊孕能を評価するうえで重要な検査である.一方,検査前の工程(精液の混和,標本作製など)に結果が大きく左右されるため,標準作業手順を守り,少なくとも2回以上の検査を実施して平均値で報告する.2回の差が許容誤差範囲を超える場合は,再度,標本を作製し直して再測定することが望ましい.
精子の運動率や正常形態率は,総精子数と同様に,妊孕能を評価するうえで重要な検査である.一方,検査前の工程(精液の混和,標本作製など)に結果が大きく左右されるため,標準作業手順を守り,少なくとも2回以上の検査を実施して平均値で報告する.2回の差が許容誤差範囲を超える場合は,再度,標本を作製し直して再測定することが望ましい.
参考文献
1)World Health Organization : WHO laboratory manual for the examination and processing of human semen, 5th edition. Geneva, 2010
2)日本泌尿器科学会 精液検査標準化ガイドライン作成ワーキンググループ(編):精液検査標準化ガイドライン.金原出版,2003
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