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文献詳細

雑誌文献

検査と技術45巻3号

2017年03月発行

増刊号 一般検査ベーシックマスター

第2部 一般検査の「質」を保つTips&Techniques Situation 3—結果と報告 尿検査

—こんな症例と遭遇したとき,あなたならどうする?—十分な量が採れていない尿が提出された場合

著者: 西山大揮1

所属機関: 1帝京大学医学部附属溝口病院中央検査部

ページ範囲:P.387 - P.389

文献概要

Quality Controlのために

・尿一般検査では,尿定性検査に約1〜2mL,尿沈渣検査に10mL,尿生化学検査に約1〜2mLほどの尿が必要になる.

・『尿沈渣検査法2010』1)では,「尿量を原則10mLとする.尿量が少ない場合でもできる限り検査を実施し,その旨を記載する」と定められている.

・一日尿量は成人で通常800〜1,500mLほどである.

・尿量の減少する病態は,乏尿,無尿,尿閉に分類される.

参考文献

1)日本臨床衛生検査技師会 尿沈渣検査法編集委員会:尿沈渣検査法2010.日本臨床衛生検査技師会,2011
2)医療情報科学研究所(編):病気がみえる 腎・泌尿器,第2版.メディックメディア,2014
3)福田嘉明:尿検査 誌上相談室 相談3 尿量が少ない場合の尿沈渣検査ではどのような点に注意すればよいですか? Med Technol 44:128-130,2016
4)臨床医マニュアル編集委員会(編):臨床医マニュアル 第4版.医歯薬出版,2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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