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増刊号 一般検査ベーシックマスター 第2部 一般検査の「質」を保つTips&Techniques Situation 3—結果と報告 糞便検査
—こんな症例と遭遇したとき,あなたならどうする?—室温で数日保存されていた検体が提出された場合
著者: 山浦久1
所属機関: 1さいたま市立病院中央検査科
ページ範囲:P.392 - P.393
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糞便検査は検体採取を患者にお願いする必要があるため,その採取方法,保存方法などが測定結果を変動させる要因となる.すなわち,採便後の時間経過,保存温度によってヘモグロビンの安定性は大きく左右される.測定機器の精度管理は当然大事だが,測定前の検体がどう採取されて,どんな状態で提出されたのかを把握することも重要である.
糞便検査は検体採取を患者にお願いする必要があるため,その採取方法,保存方法などが測定結果を変動させる要因となる.すなわち,採便後の時間経過,保存温度によってヘモグロビンの安定性は大きく左右される.測定機器の精度管理は当然大事だが,測定前の検体がどう採取されて,どんな状態で提出されたのかを把握することも重要である.
参考文献
・岡田茂治:基礎から学ぼう一般検査 便潜血検査.検と技 42:686-692,2014
・久野豊:糞便検査・下部消化管疾患 便潜血検査の現状.臨床検査 Yearbook 2008 一般検査編.臨床病理レビュー 140:91-96,2008
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