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文献詳細

雑誌文献

検査と技術45巻3号

2017年03月発行

文献概要

増刊号 一般検査ベーシックマスター 第2部 一般検査の「質」を保つTips&Techniques Situation 3—結果と報告 寄生虫検査

迅速報告!! 寄生虫検査のパニック値

著者: 福富裕之1

所属機関: 1株式会社昭和メディカルサイエンス検査部

ページ範囲:P.401 - P.403

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Quality Controlのために

・日本人の旅行者がマラリアに感染すると重症化することが多いので注意する.

・髄液や体腔液から検出される寄生虫には臨床上重要なものが多いので,基本的にはすべてパニック値として報告する.

・糞線虫には類似する線虫類も多いので,パニック値として報告する場合には誤認がないように注意する.

参考文献

1)川合覚:国境を超える感染症マラリア.Dokkyo Med Sci 42:225-231,2015
2)氏家無限,加藤康幸,竹下望,他:症例 熱帯熱マラリア治療後に黒水熱を認めた1例.感染症誌 90:657-660,2016
3)柳澤如樹:原虫疾患:赤痢アメーバ症.モダンメディア 58:237-245,2012
4)国立感染症研究所:アメーバ赤痢報告数の増加,2010〜2013年.IASR 35:223-224,2014(http://www.nih.go.jp/niid/ja/entamoeba-histolytica-m/entamoeba-histolytica-iasrd/4978-kj4151.html)(2017年1月27日アクセス)
5)小林正規,柳川泰昭,渡辺恒二:劇症型アメーバ症の診断および治療.日集中医誌 22:184-185,2015
6)丹羽智宏,金田和彦,小林睦博,他:皮膚筋炎に対するステロイド治療中に播種性糞線虫症を発症した1例.日内会誌 99:1659-1661,2010
7)西村謙一:第14章 広東住血線虫症.人体神経系寄生虫症.新興医学出版社,pp105-117,1991

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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