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増刊号 一般検査ベーシックマスター 第2部 一般検査の「質」を保つTips&Techniques Situation 3—結果と報告 穿刺液検査
自動血球分析装置を用いた細胞数算定の進め方
著者: 小林紘士1
所属機関: 1日本医科大学付属病院臨床検査部
ページ範囲:P.412 - P.414
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一般検査領域において,穿刺液検査を実施するにあたり最も重要なことは,滲出液と濾出液を鑑別し疾病の診断や病態の判定に必要な情報を提供することであり,このことは以前より知られている.その中でも細胞数の算定は近年,自動血球分析装置でも測定でき,簡便かつ迅速な結果報告が可能となった.
本稿では,自動血球分析装置の使用上の注意点とスキャッタグラムの見方などを,当施設での症例を交えて紹介する.
一般検査領域において,穿刺液検査を実施するにあたり最も重要なことは,滲出液と濾出液を鑑別し疾病の診断や病態の判定に必要な情報を提供することであり,このことは以前より知られている.その中でも細胞数の算定は近年,自動血球分析装置でも測定でき,簡便かつ迅速な結果報告が可能となった.
本稿では,自動血球分析装置の使用上の注意点とスキャッタグラムの見方などを,当施設での症例を交えて紹介する.
参考文献
1)日野雅之(監),片山伴子,今井重良,湯村暁(著):多項目自動血球分析装置 XE-5000/XT-4000i.Clinical Case Report Body fluid mode.シスメックス株式会社 学術本部,2009
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