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文献詳細

雑誌文献

検査と技術45巻4号

2017年04月発行

文献概要

臨床医からの質問に答える

基準範囲・病態識別値・治療閾値・予防医学的閾値は,どのように設定しているのですか? 

著者: 斎藤篤1 諏訪部章2

所属機関: 1岩手医科大学附属病院中央臨床検査部 2岩手医科大学臨床検査医学講座

ページ範囲:P.490 - P.492

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はじめに

 定量検査の測定値を判断する基準として,基準範囲,病態識別値,治療閾値,予防医学的閾値などが使用されている.これらの判断基準の意義,適用する対象,場面はそれぞれ異なる(表1).本稿では,各判断基準の意味および算出方法について述べる.

参考文献

1)桑克彦:NCCLS指針による基準範囲の算出要領.Media Circ 40:429-442,1995
2)日本臨床検査自動化学会(編):基準範囲の実践マニュアル.日臨検自動化会誌 37(Suppl 1):15-35,2012
3)日本臨床化学会クオリティマネジメント専門委員会:福岡県における臨床化学28項目の基準範囲と標準化.臨化 30:171-184,2001
4)山本慶和,細萱茂実,小沼利光,他:本邦において広く共有できる基準範囲の設定 プロジェクト報告.日本臨床衛生検査技師会,2010
5)市原清志:標準化up-to-date:共有基準範囲設定国際プロジェクト.臨化 38:416-423,2009
6)日本臨床検査標準協議会基準範囲共用化委員会(編):日本における主要な臨床検査項目の共用基準範囲案.日本臨床検査標準協議会,2014
7)日本臨床検査自動化学会(編):臨床検査の診断的有用性評価マニュアル.日臨検自動化会誌 29(Suppl 1):6-33,2004
8)Lundberg GD : Panic values five years later. Lab Observer 9:27-34,1977
9)日本動脈硬化学会(編):動脈硬化性疾患予防ガイドライン.日本動脈硬化学会,2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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