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病気のはなし
認知症
著者: 遠藤英俊1
所属機関: 1国立研究開発法人国立長寿医療研究センター 内科総合診療部
ページ範囲:P.514 - P.518
文献購入ページに移動●まずはアルツハイマー型認知症(AD),レビー小体型認知症(DLB),血管性認知症(VaD)の違いについて理解すること,そして画像鑑別診断のポイントをおさえておくことは重要である.検査方法は年々進歩している.
●アルツハイマー病の主体は記憶障害や判断力低下,見当識障害などの認知機能障害であり,これを中核症状という.さらに,併発して,さまざまな精神症状あるいは行動障害がみられるが,これを周辺症状〔認知症の行動・心理症状(BPSD)〕という.
●アルツハイマー病は現在脳SPECTやPET(positron emission tomography)などの統計解析画像を用いることで,診断が容易になった.
●臨床検査技師は今後認知症を知り,認知症への対応を適切に行うことが重要である.
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