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技術講座 生化学
血清アルブミンBCG測定法—教育現場で教える測定法のポイント
著者: 髙濱眞紀子1 伊藤昭三1
所属機関: 1新渡戸文化短期大学臨床検査学科
ページ範囲:P.528 - P.533
文献購入ページに移動●血清アルブミン測定は,ブロムクレゾールグリーン(BCG)やブロムクレゾールパープル(BCP)などの色素結合法が実用化されている.色素結合法の原理は,蛋白誤差を利用した方法である.
●BCG法は,pH,界面活性剤,色素濃度で測定値が変動するが,クエン酸緩衝液(pH 4.2),Briji35(非イオン性界面活性剤)を用いた1ポイント法が簡便でかつ標準物質が入手しやすいことにより,多くの施設で使用されていた.
●BCG法の問題点は,α2-グロブリンなどの急性期蛋白質にも反応性があり,偽高値となることである.
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