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技術講座 病理
—step up編—FFPEブロックを利用した脂肪染色の有用性
著者: 山谷幸恵1 丸川活司2
所属機関: 1福島県立医科大学放射線医学県民健康管理センター甲状腺検査室 2北海道大学病院病理部
ページ範囲:P.542 - P.546
文献購入ページに移動●ホルマリン固定後の臓器に対し,四酸化オスミウム・重クロム酸カリウムの混合液で後固定することにより,脂質はアルコール不溶性となり,ホルマリン固定パラフィン包埋(FFPE)組織からの脂肪染色が可能となる.
●脂肪染色が必要な病変が疑われた場合,後固定の前処理としては,厚さ2mm以内の切り出し操作が必要である.
●通常のFFPE組織と同様の扱いが可能となり,各種染色にも応用することができ,手技も容易である.
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