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連載 生理検査のアーチファクト・4
—超音波検査④—“twinkling artifact”(“color comet-tail artifact”)
著者: 種村正1
所属機関: 1心臓血管研究所付属病院臨床検査室
ページ範囲:P.563 - P.565
文献購入ページに移動大動脈弁位生体弁の縫合部から漏れているように見えるカラーシグナルは,人工弁周囲逆流でしょうか?(図1)
生体弁のリングの外から漏れているように見えるので,人工弁周囲逆流の可能性があるが,静止画像では判断し難い.そこで,このカラーシグナルの連続波ドプラ波形を示す(図2).連続波ドプラ波形は両方向性の血流パターンであり,収縮期の最高流速は4m/s以上,拡張期の最高流速は約2m/sほどである.したがって,人工弁周囲逆流(大動脈弁逆流)ではないことがわかる.このカラーシグナルを動画で見ると,カラーシグナルがきらきら瞬いているように見えることが特徴的である.このようなアーチファクトは“twinkling artifact”または“color comet-tail artifact”と呼ばれている1).
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