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文献詳細

雑誌文献

検査と技術45巻5号

2017年05月発行

文献概要

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あとがき・次号予告 フリーアクセス

著者: 種村正

所属機関:

ページ範囲:P.598 - P.598

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 今年も学会シーズンの到来です.研究発表の準備に追われている方も多いことでしょう.研究発表といえば最近,うれしい話と悲しい話がありましたのでご紹介します.うれしい話とは,私とともにずっと心臓超音波検査を担当してきた後輩が学位を取得したことです.勤務を続けながら修士課程2年間,博士課程3年間をかけて40歳で工学博士を取得しました.悲しい話とは,この大学院の医療・福祉工学専攻が廃止になったことです.今年25周年を迎えましたが,主任教授の退官と学科再編の煽りを受けて,3月で最後となりました.25年間で修士185人,博士36人を輩出しましたが,私もそのうちの一人でした.私の紹介で何人かの臨床検査技師が入学しましたが,もう紹介できなくなると思うと残念でなりません.

 最近,社会人となって,勤務を続けながら学位を取得する臨床検査技師が増えています.社会人を受け入れてくれる大学院が増えており,職場で行っている研究を論文にすると学位論文にできることが一因だと思います.学位を取得すると研究者として認められ,将来の選択肢が広がることが最大の利点ですが,異業種交流によって人脈が広がることも社会人大学院ならではの利点です.私の周囲には大学教員になって活躍している方が何人もいます.読者の皆さまも,大学院に入学して学位取得を目指してみてはいかがでしょうか.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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