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文献詳細

雑誌文献

検査と技術45巻6号

2017年06月発行

文献概要

疾患と検査値の推移

急性膵炎

著者: 辻喜久12

所属機関: 1滋賀医科大学臨床教育講座 2滋賀医科大学臨床研究開発センター

ページ範囲:P.630 - P.636

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Point

●急性膵炎は重症化した場合,死亡率は現在でも決して低くない.

●予後を改善するためには,正確な診断と重症度評価に基づき,適切な初期治療をできるだけ早く開始することが重要と考えられている.

●発症早期の正確な重症化予測は容易ではない場合も多い.

●急性膵炎患者の多くは若い働き盛りの男女であり,悲惨な予後を回避するために,医療関係者の不断の努力が必要である.

参考文献

1)急性膵炎診療ガイドライン2015改訂出版委員会(日本腹部救急医学会/厚生労働科学研究費補助金 難治性膵疾患に関する調査研究班/日本肝胆膵外科学会/日本膵臓学会)(編):日本医学放射線学会急性膵炎診療ガイドライン2015,第4版.金原出版,2015
2)Beger HG, Warshaw AL, Büchler MW, et al(ed) : The Pancreas : An Integrated Textbook of Basic Science, Medicine, and Surgery, Second Edition. Wiley,2009
3)下瀬川徹(編):新膵臓病学.南江堂,2017
4)Spanier BW, Nio Y, van der Hulst RW, et al : Practice and yield of early CT scan in acute pancreatitis: a Dutch Observational Multicenter Study. Pancreatology 10:222-228,2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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