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文献詳細

雑誌文献

検査と技術45巻8号

2017年08月発行

文献概要

技術講座 生理

下肢静脈エコー検査—下肢静脈瘤を正しく評価する

著者: 宮井美恵子1

所属機関: 1東京医科歯科大学血管外科バスキュラーラボ・検査部

ページ範囲:P.838 - P.842

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Point

●下肢静脈エコーの適応となる深部静脈血栓症や下肢静脈瘤は別の疾患であり,それぞれの病態を正しく理解したうえで検査を行う必要がある.

●下肢静脈瘤は弁不全から静脈内に血流が停滞し,静脈が瘤化する疾患である.

●深部静脈の評価ポイントは下肢静脈瘤が一次性か二次性かを判断すること.

●表在静脈の評価ポイントは,弁不全の範囲を評価し,治療に必要な情報を得ること.

参考文献

1)佐戸川弘之,杉山悟,広川雅之,他:下肢静脈瘤に対する血管内治療のガイドライン.静脈学 21:289-309,2010
2)Gloviczki P, Comerota AJ, Dalsing MC, et al : The care of patients with varicose veins and associated chronic venous diseases : clinical practice guidelines of the Society for Vascular Surgery and the American Venous Forum. J Vasc Surg 53(5 Suppl):2S-48S,2011
3)Dodd H, Cockett FB(ed) : The pathology and Surgery of the Vein of the Lower Limb, 2nd ed. Churchill Livingstone, Edinburgh, 1976
4)Kabnick LS, Agis H, Moritz M, et al : Endovenous heat induced thrombus (EHIT) following endovenous vein obliteration : to treat or not to treat? A new thrombotic classification. In 3rd International Vein Congress : In-Office Techniques, pp14-16, 2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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