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文献詳細

雑誌文献

検査と技術45巻8号

2017年08月発行

文献概要

疾患と検査値の推移

関節リウマチ—抗CCP抗体,RF,MMP-3

著者: 小口洋子1 菊地弘敏1

所属機関: 1帝京大学医学部内科学講座

ページ範囲:P.862 - P.867

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Point

●関節リウマチ(RA)は,関節滑膜を病気の主座とする自己免疫性疾患の1つである.

●RAの関節炎は左右対称性に認めることが多く,複数の関節に腫脹と圧痛を認める.

●RAの血清検査として,診断には抗環状シトルリン化ペプチド(CCP)抗体やリウマトイド因子(RF)が有用であり,活動性評価にはC反応性蛋白質(CRP)や赤沈,マトリックスメタロプロテイナーゼ-3(MMP-3)が有用である.

参考文献

1)日本リウマチ学会生涯教育委員会,日本リウマチ財団教育研修委員会(編):リウマチ病学テキスト.診断と治療社,pp90-105,2010
2)廣畑俊成:リウマチ・膠原病診療ガイド.文光堂,pp1-8,2016
3)木村聡(編):臨床検査値ハンドブック,第2版.じほう,pp146-149,2014
4)沢田哲治:膠原病の臨床検査の最近の話題.日内会誌 102:3154-3159,2013
5)三橋知明(編):臨床検査ガイド,2015年改定版.文光堂,pp695-699,2015
6)Aletaha D, Neogi T, Silman AJ, et al : 2010 rheumatoid arthritis classification criteria : an American College of Rheumatology/European League Against Rheumatism collaborative initiative. Ann Rheum Dis 69:1580-1588,2010
7)日本リウマチ学会(編):関節リウマチ診療ガイドライン2014.メディカルレビュー社,2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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