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甲状腺細胞診ベセスダシステムとわが国における診断カテゴリーの比較
著者: 越川卓1
所属機関: 1修文大学看護学部病理学
ページ範囲:P.876 - P.879
文献購入ページに移動米国で2010年に発表された「甲状腺細胞診ベセスダシステム」1)(「The Bethesda System for Reporting Thyroid Cytopathology」2))(以下,TBS)は,2008年から米国の病理医を中心に検討され完成した甲状腺細胞診の新しい報告様式である.その後急速に普及し,現在では甲状腺細胞診の世界標準となっている.日本では,2015年に改訂された「甲状腺癌取扱い規約第7版」3)(以下,第7版)がTBSに準拠した細胞診の報告様式を採用している.ただし,第7版の報告様式ではわが国の現状に合わせてTBSに若干の修正が加えられている.本稿では両者の特色や相違について解説する.
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