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尿中バイオマーカー:L型脂肪酸結合蛋白(L-FABP)について教えてください.
著者: 池森(上條)敦子12 木村健二郎3
所属機関: 1聖マリアンナ医科大学解剖学(機能組織) 2聖マリアンナ医科大学病院腎臓・高血圧内科 3JCHO東京高輪病院
ページ範囲:P.884 - P.886
文献購入ページに移動A さまざまな作用機序をもつ新規薬剤が次々と開発されているなかで,腎疾患をターゲットとした治療薬の開発は,残念ながら十分に行われていません.こうした薬物療法の問題のみならず,進行した腎疾患には根治的治療法がないことから,腎疾患の進行を抑制するうえでは,早期診断が大変重要になります.腎疾患の進行や腎予後は,糸球体障害よりも尿細管間質障害と強く関連することがわかっています.そのため,尿細管間質障害を早期に診断およびモニタリングできるバイオマーカーは,腎疾患診療に大変有用です.
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