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文献詳細

雑誌文献

検査と技術45巻9号

2017年09月発行

文献概要

増刊号 循環器病院の技師が教える メディカルスタッフのための心電図教室

Ⅳ 右脚ブロックと左脚ブロックの成り立ちを知る

著者: 伊藤ひろみ1

所属機関: 1心臓血管研究所付属病院 臨床検査室

ページ範囲:P.941 - P.950

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1 心臓を動かすために必要な刺激伝導系の各役割

 Ⅰ「心電図との向き合い方」でも触れたように,心臓は一生涯動き続ける臓器であり,自然のペースメーカと呼ばれる洞結節という場所を持っています.洞結節から発せられた電気の興奮を刺激伝導系と呼ばれる心臓に張り巡らされた電線が受け取り,全身に血液を送り出すのに一番よいタイミングでポンプを動かしています.刺激伝導系は心臓の上部から順に,以下のように位置しています(▶図1)1)

参考文献

1)デイルデュービン(著),高橋尚彦(訳):イオン・アドベンチャー—心臓電気生理学の臨床をひもとく,分子イオンチャネル世界の魅惑の冒険.文光堂,2008
2)古川哲史:目からウロコの心電図.ライフメディコム,2012
3)香坂俊:もしも心電図が小学校の必修科目だったら.医学書院,2013
4)葉山恵津子:間違えやすい心電図—心室内変行伝導と心室性期外収縮・脚ブロック.検と技 39:116-117,2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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