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FOCUS
ポドサイト障害によるCKD研究の最前線
著者: 内藤正吉1 川島永子1 竹内康雄1
所属機関: 1北里大学医学部腎臓内科
ページ範囲:P.14 - P.17
文献購入ページに移動末期腎不全の予備軍である慢性腎臓病(chronic kidney disease:CKD)は,心血管系疾患(cardiovascular disease:CVD)の危険因子でもある.CKDは,尿所見の異常または腎機能の低下が3カ月以上続く状態と定義される.CKDの多くは,以下の理由でポドサイト障害による糸球体硬化により生じると考えられている1).
①CKD増悪因子である蛋白尿はポドサイト障害と関連している
②多くの糸球体疾患および動物モデルにポドサイト障害が存在している
本稿では,ポドサイト障害の最近のトピックスについて,われわれの報告と,最近注目されている非対称性ジメチルアルギニン(asymmetric dimethylarginine:ADMA)を中心に記す.
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