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ページ範囲:P.64 - P.64
文献購入ページに移動 運動負荷心電図検査を実施する直前には,必ず被験者に問診を行い,既往症,現病症,検査結果などをチェックする必要がある.そのうえで,運動負荷心電図検査の禁忌事項への該当の有無を確認してから検査を開始しなければならない.
運動負荷心電図検査の実施を見合わせる条件としては,いかなる場合でも実施してはいけない絶対禁忌がある.絶対禁忌の疾患には,①急性心筋梗塞や不安定狭心症,②急性肺塞栓(肺梗塞),③急性心筋炎や急性心膜炎,④急性大動脈解離や重篤な血管病変,⑤有症状の高度大動脈弁狭窄,⑥急性心不全や重症心不全,⑦血行動態的に重症な不整脈などがある.これらのうち,①〜④は主な症状が胸痛である.問題のうち,30分以上前からの胸痛の持続は,これらの疾患である可能性があるため,運動負荷心電図検査は見合わせなければならない.
運動負荷心電図検査の実施を見合わせる条件としては,いかなる場合でも実施してはいけない絶対禁忌がある.絶対禁忌の疾患には,①急性心筋梗塞や不安定狭心症,②急性肺塞栓(肺梗塞),③急性心筋炎や急性心膜炎,④急性大動脈解離や重篤な血管病変,⑤有症状の高度大動脈弁狭窄,⑥急性心不全や重症心不全,⑦血行動態的に重症な不整脈などがある.これらのうち,①〜④は主な症状が胸痛である.問題のうち,30分以上前からの胸痛の持続は,これらの疾患である可能性があるため,運動負荷心電図検査は見合わせなければならない.
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