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文献詳細

雑誌文献

検査と技術46巻10号

2018年10月発行

文献概要

技術講座 輸血・遺伝子検査 シリーズ HLA-DNAタイピング検査・2

—step up編—現在行われているDNAタイピング技術

著者: 橋口裕樹1 金本人美1

所属機関: 1福岡赤十字病院移植センター移植細胞研究課

ページ範囲:P.1156 - P.1161

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Point

●HLA-DNAタイピング検査では,抽出するDNAの良し悪しが検査結果に影響するので,DNA濃度,純度測定は重要である.

●HLAタイピング検査の精度は,アレルを区別する程度により,抗原レベル(血清学的レベル)で判定する粗分別(low resolution)タイピング,細分別(high resolution)タイピング,その中間型(middle resolution)に大別される.

●アレルの否定できない組み合わせ(ambiguity),表記法を正しく理解する.

参考文献

1)中島文明:HLAの検査法—タイピングとクロスマッチについて.日本組織適合性学会:平成16年度・認定HLA検査技術者講習会テキスト,2004
2)猪子英俊,笹月健彦,十字猛夫(監),大谷文雄,木村彰方,小林賢,他(編):移植・輸血検査学.講談社サイエンティフィク,2004
3)橋口裕樹:臓器移植でのHLA検査の現状と問題点.日本組織適合性学会:平成23年度・認定HLA検査技術者講習会テキスト,2011
4)日本組織適合性学会HLA標準化委員会:HLAタイピング結果のアレル表記法と結果報告の原則(2017年版)(http://jshi.umin.ac.jp/standarization/JSHI-hyoki-2017.pdf)(2018年8月2日アクセス)
5)日本組織適合性学会:HLA推定アレル一覧表(JSHI)2018年度版(http://jshi.umin.ac.jp/standarization/JSHI-hyokiallele-2018list.pdf)(2018年8月2日アクセス)
6)日本組織適合性学会ホームページ(http://jshi.umin.ac.jp/standarization/index.html)(2018年7月11日アクセス)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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